Interview

スペシャルインタビュー 田島知華さん

田島知華さん スペシャルインタビュー トラベルフォトライター

トラベルフォトライターとしてご活躍されている、”たじはる”こと、田島知華(たじまはるか)さん。トラベラー、フォトグラファー、ライターと一人で3役をこなす、たじはるさんの素顔についてお伺いしました。

- 「トラベルフォトライター」というお仕事をしようと思ったきっかけは何ですか?

最初はただ旅が好きな女子大生でした。海外旅行には行ったことがなくて、海外にも全然興味がなかったのですが、19歳のときに、突然、成人祝いとして祖父から20万円を渡されました。成人祝いなのになんで今なのだろうと思ったのですが、もらえるならと思って(笑)。

祖父は普段から厳しくてそれまでお小遣いをもらったことはなかったのですが、「自分のために使いなさい」と渡してくれたので、どういう使い方をすればいいかなと悩みに悩み…。そんなある日、大学の「世界の建築」という授業でドイツのノイシュヴァンシュタイン城などを見て、「行きたい!自分の目で見てみたい」と私の中に人生で初めての思いが生まれました。

田島知華さん スペシャルインタビュー トラベルフォトライターそれまでは、地理が苦手でドイツがどこにあるかもわからなかったのですが、「とにかく行ってみよう!」と。「一人で行ったらカッコいいんじゃないか」という不純な(笑)想いだけで一人で行くことを決め、旅行会社に通い詰めて色々教えてもらいました。

結果、ドイツ、チェコ、オーストリア、ハンガリーと4カ国に行ったのが最初の海外旅行でした。私の祖父は、小さい頃からお小遣いはくれないけど教育やためになることにはお金を惜しまないという考えで、興味ある、なしにかかわらず色んな場所に連れて行ってくれました。その結果、音楽や絵を好きになり、旅のきっかけや行く先にも祖父の影響があります。

何の前触れもなかったのですが、旅から帰ってきて2週間後に祖父が亡くなってしまいました。今考えると19歳のときに成人のお祝いをくれたのも、もしかしたら自分はわかっていたのかなと。祖父も旅が好きで、一人でよく旅に出ていたそうなのです。今は祖父の意思を受け継いでいるような感じがします。

祖父が亡くなってからしばらくは落ち込んでいましたが、「これじゃダメだ、前を向いて自分のためになる次の旅に行こう」と思い、そのためにバイトをして節約を頑張り、ひたすら貯金して、旅行に出て、また貯めての繰り返しの日々を続けました。

最初は旅行だけに興味がありましたが、次第に旅先での感動をたくさんの人に伝えたいという想いになり、写真にもこだわるようになりました。旅が好きで写真を撮る人はたくさんいるので、自分にしかできないことを仕事にしたいと「トラベルフォトライター」という新しい肩書きの仕事をスタートさせることに。でもそれから1年間はほとんど仕事が入るわけでもなく、アルバイトで生計を立てるただのフリーター状態が続きました。そこで次の1年のうちに、①本を出す、②連載を持つ、③メディアに出る。この3つが1年間で達成できなかったら、夢を諦めて正社員として会社で働こうと決めました。

そうして1年間、目標を達成するためがむしゃらに頑張り、無事に3つとも達成できたので今があります。それ以降、途切れることなくコンスタントにお仕事をいただいていますが、空白の1年を経験したからこそ、忙しいことがよりありがたく感じられるのです。今となっては私の原動力でもあります。

田島知華さん スペシャルインタビュー トラベルフォトライター- お仕事で大変だったことや苦労したことなどはありますか?

よく「楽そうだね、それ仕事なの?」と言われることでしょうか。遊びだと思われてしまい、周りから理解されないことが一番辛いことですかね。好きなことを仕事にするってみんないいなって思うことですが、その反面趣味との線引きが難しいので、その理解が得られずに悔しいことがあります。旅先では朝3時起床で夜23時頃まで撮影が続く、なんて日もありますし、必ずしも自分がしたい旅行ができるわけではありません。

もちろん現地に行って終わりではなく、現地で休む暇なく働いて、帰ってきて今度は写真を整理して、編集して、ようやく終わりかと思いきや次には原稿を書くという作業が待っているので、数日徹夜が続く日も。加えてその他の仕事も並行していかなければいけませんので、ほとんど休みはありません。好きなように旅行して帰ってくるだけでお金がもらえるのだったらどんなに幸せなことか(笑)

- 逆に嬉しかったことはありますか?

最近だと「トラベルフォトライター」になりたいと言ってくれる人がすごく多いことですね。旅を仕事にすることが大変だということを理解した上で、やりたいと言ってくれる人がいて嬉しいです。あとは、私の本を読んでその本に載っているところに行きたいと思って実際に行ってくれる人も多いので、それはすごく嬉しいです。

- 今までに行った国で一番お気に入りの国、好きな場所はありますか?

これは難しい質問ですね。一つとなると、国としては「ポルトガル」でしょうか。ポルトガルにあるアゲダという街は自分の本の表紙にしているということもあり、私を知ってもらえるきっかけになりました。前からずっと憧れていて「ここを本の表紙にしたい!」と思ったのですが、本を作っているときはまだアゲダに行ったことがなくて、、でもどうしても諦められなくて足を運びました。そうして思い入れも強いので、一つだけを選ぶとすれば、ポルトガルですね。

田島知華さん スペシャルインタビュー トラベルフォトライター- たじはるさんには、昨年フィジーへ行っていただきましたが、フィジーの印象はいかがでしたか?

一番覚えているのは、「村」に行ったことですね。現地の人々の生活や儀式などを見られて、新しい発見でした。あとはフィジーの人々はいつも笑顔だなと感じました。挨拶もしてくれるし、現地の学校に行ったときも、子どもたちがみんな笑顔なんです。カメラ向けてもすごい笑顔。楽しんで写ってくれたのが印象的でした。「フィジーの人=笑顔」というイメージです。あとは、どこにでもフィジーウォーターがある!それが最高でした(笑)。

本当にひたすらずっとフィジーウォーターを飲んでいて、いる間はすごく髪が綺麗になりました。肌も調子が良かったんです。フィジーに行っていないときは「いいお水なんだな」というくらいの印象でしたが、1週間いつも飲み続けていたことで本当に実感ができました。フィジーウォーターすごいって。なんだかヤラセみたいですが、本当に良さを感じられたので普段から力説しているように話しちゃいました(笑)。

- では、次にプライベートについて教えてください。休日はどのように過ごされていますか?

休日はないですね・・・。休むって決めていてもメールが来たりしますし、コンスタントにお仕事をいただいているおかげで、仕事が何もないっていう状況がないんです。休もうと思っても、頭のどこかで仕事のことが残っていたり。ONとOFFが難しいですが、好きだからこそできるのだと思います。

- ご結婚されていますが、夫婦円満の秘訣を教えてください。

帰ってくるのが何時だろうと夜ご飯は一緒に食べるようにしています。夫は飲み会などの予定がなければ家に帰ってきてからご飯を食べるので、仕事が忙しくて帰りが0時や1時になったとしても待っていて一緒にご飯を食べます。もしこれで私が普通の仕事をしていたら、すれ違いになっていたかもしれませんが、私の仕事は融通が利くので、実現できています。一緒に食べながら話すという時間が毎日あるのは、大きいのかなと思っています。仕事で疲れて遅くに帰ってきて一人でご飯を食べるよりも、一緒に食べた方がお互いに楽しいですし。

- 食生活で気を使っていることはありますか?

食生活は、野菜から食べるのは徹底しています。また、ハーブティーが好きなのでそのときの体調に合わせて飲んでいます。あとは代謝を良くするためによく岩盤浴に行っていますね。

田島知華さん スペシャルインタビュー トラベルフォトライター- フィジーウォーターをお飲みになった感想はいかがでしたか?

飲みやすいです。まろやかですよね。私、実はすごい水にうるさいんです(笑)普段から水はよく飲むので、水道水だったりするとすぐ、「これ違う」と感じてしまいます。フィジーウォーターは口当たりがよく飲みやすくて好きな味です。一気にも飲めるし、常温の水が苦手な人もいると思うのですが、常温でも飲みやすいという印象です。

- 最後に、今後チャレンジしていきたいことをぜひ教えてください。

全国色々な場所で写真展をやってみたいです。北から南まで、国内の取材も増やしたいですね。私は海外のイメージが強いみたいで、国内の話をいただいとき、「すみません、海外ではなくて」と言われることもあるのですが、私自身、福岡出身ということもあり地方へもたくさん足を運ぶので国内旅行もすごく好きなんですよ。

田島知華さんプロフィール
旅人、フォトグラファー、ライター全てを一人で担う新しい職業「トラベルフォトライター」としてオリジナリティのある記事を様々な媒体で発信。旅行会社のパンフレット撮影やオリジナルツアー企画、イベントプロデュース、企業カレンダーなども監修する。また、自信の経験を元に女子旅アドバイザーとしてSNS向けの写真の撮り方や旅先でのファッション、美容法、女子ならではの悩みを解決するためのアドバイスをして旅する女子を増やしている。旅行サイトやフリーマガジンなどでもコラムを連載中。著書に『旅ガール、地球3周分のときめき』(廣済堂出版)など。

※インタビュー内容はすべて個人の感想です。