Interview

スペシャルインタビュー 横川正紀さん

スペシャルインタビュー 株式会社ウェルカム 横川正紀さん
株式会社ウェルカム ロゴ

ニューヨーク発の食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」をはじめ、インテリアショップ「GEORGE’S」・「CIBONE」、食とくらしのDIYを提案する「TODAY’S SPECIAL」など様々なショップを展開するウェルカムグループ。今回は株式会社ウェルカムを訪問し、大人気ブランドを束ねるグループ代表の横川正紀社長にお話をお伺いしました。

スペシャルインタビュー 株式会社ウェルカム 横川正紀さん- 現在、ウェルカムグループでは、様々な事業を展開されていらっしゃいますが、「ウェルカムグループって?」という方のために、簡単に概要をご説明いただけますか?

はい。僕たちの会社は2000年にスタートして、2017年で17年目になるんですが、元々は「GEORGE’S」というインテリアのお店から始まって、セレクトショップの「CIBONE」、それからカフェを何軒か展開した後、「DEAN & DELUCA」や「TODAY’S SPECIAL」というお店を始めました。

生活編集業やライフスタイル事業というジャンルになると思うのですが、そういったリアルストアを広げながらお店というチャンネルを通して、毎日を豊かに楽しく過ごしていただきたいと提案を行っています。

昔は、そういうものは雑誌にしかなくて、雑誌を立体化しよう、なんてよく言っていました。最近では、逆に自分たちがやっているようなライフスタイル事業が一つのジャンルとして確立してきたんです。

その物がいかにいいかというのはもちろん、その物をどういう風に楽しむか、どう自分の生活に取り入れるかとか。それがあると、自分の人生がどう豊かになるかという付加価値とともに、物を届けていく。そうすると必然的にお客様は、なんでもいいや、これでいいやではなく、「これがいい」というようになり、食品であればそれを大事に食べていただけると思うし、物であれば大事に長く使っていただけるようになるのかなと思います。

スペシャルインタビュー 株式会社ウェルカム 横川正紀さん- グループを率いる代表として、横川さんはどんな役割をされていますか?

僕の役割は、「一番の顧客」であることです。一番、口うるさい顧客ということですね。自分自身に対して、また大切な家族や友人に対して、こういうものを届けたいな、紹介したいな、というところからお店がスタートしたんです。戦略的にやっていたというよりは、まず友だちを呼んで、その友だちがまた友だちを呼んで、だんだんお客様が増えて…という感じでした。今では広報活動もしますし、戦略的にブランディングもしますけど、それは後から身についてきたようなものです。

大事なのは、「目の前にいる大切な人に正直に物を届けていくこと」だと思っています。大切な人たちに「いつもおいしいね、素敵だよね」と言ってもらえるように、緊張感を持ってどの店も商品をご紹介していくことが一番大事かなって。だから、僕の役割は、一番の顧客であることだと思っています。

- インテリアや食には以前から関心があったのでしょうか?

そうですね。元々、絵を描くのが好きだったり、物を作るのが好きだったり、そこからなんとなく部屋のことを意識し始めたんです。一番意識したのは、高校生の頃にオーストラリアに留学した時です。違う生活文化の中で暮らすことで、自分が知らなかったことに出会い、今まで自分が知っていたこととの違いを意識するところから始まりました。そこから、「暮らしにはもっと考えるべきことがある、自分が知っていることよりもはるかに色々な可能性がある」ということを感じました。世界中の色々な文化を学んで、それをこれからの自分たちの生活にどう取り込んでいけるかということを考えたいと思うようになりました。

考えてみると、暮らしの中には必ずキッチンがありますよね。家族や友人が集まるのは食卓であることが多いと思います。たまたま、留学先の家族がものすごく料理上手な家族だったんですね。たくさんおいしいものを作るし、週末はお父さんがBBQをするんです。そうすると、その家庭の子どもたちはみんな食事の時間までにちゃんと帰ってくるんですよ。留学して、「家の真ん中に食卓があることが普通なんだ」ということを実感しました。

事業を始めるときに、インテリアなので、テーブルや椅子など、家具の取り扱いからスタートするんですけど、だんだん食器だとか、花瓶なども扱うようになりました。花瓶があればお花を生けたくなるし、食器があれば料理をしてみたくなります。そうするとお皿を売ってるだけじゃなくて、ご飯も提供したいなと思いはじめてカフェを始めたり…。ですので昔から自分の興味があるものから事業を広げていった感じです。

スペシャルインタビュー 株式会社ウェルカム 横川正紀さん- 「DEAN & DELUCA」の日本での展開の経緯を教えていただけますか?

元々、一部の事業には父が関わっていたんです。父は外食産業に長年携わっていましたが、当然ですが時代は変わっていきます。ドレスアップして外で特別なものをいただく機会というのは、人にもよると思いますが、週一回とか、月に数回とかだと思います。そうなると、残りの時間のほうが人生の大半を占めるはずなのに、その時間は豊かじゃなくていいのか。外食ではなく、家で食べるご飯とか、家に友だちを呼んで過ごす時間とか、そういう時間をもっと素敵にできるんじゃないかと、そんなことを考えていました。

そんなくらしには、お気に入りの家具や食器、おいしいお惣菜やワインなどが必要だと思っていましたが、目の前にあるスーパーでは、満足することができなかったんです。一方、海外に行くと、特にヨーロッパやアメリカには当然のように素晴らしい食材がたくさんお店に並んでいます。みんな外食の時間を少し減らして、そのかわりに家でゆっくり過ごす。週末は、友人や家族で集まって食事を楽しんだり、少し高めのワインを買って飲みながら語り合ったり。そういう素敵な文化があったんです。

そういうことを日本人にも届けたいという気持ちが、父にもあったんですね。僕のフォーカスも、父のフォーカスも家の中。じゃあそういう事業をやってみようということでスタートしたのがきっかけです。最初はオリジナルのブランドを作ろうかと思ったんですが、なかなか日本にない事業を1から生み出すのは難しいと感じているときに、ちょうど「DEAN & DELUCA」を日本でやらないかとお声がけをいただいたのです。

- 「DEAN & DELUCA」や「TODAY’S SPECIAL」など、どのショップも大変人気ですが、人気の秘密はなんでしょうか?

ブランドの人格や個性が大事ですね。「TODAY’S SPECIALさんだったら、どうするかな?」「DEAN & DELUCAさんだったらどう思うかな?」と考えることです。きっとお客様は、「DEAN & DELUCA」らしい、とか「TODAY’S SPECIAL」らしいとか、常にブレないでそこにいることに安心感や共感を覚えてくださっているのかなと思います。本当に伝えたいと思う人にちゃんと伝わって、評価されるということが大事だと思います。

スペシャルインタビュー 株式会社ウェルカム 横川正紀さん- お店の運営には、スタッフの存在が非常に大きいと思います。横川さんはどんなスタッフと一緒に仕事をしたいとお考えですか?

僕は、会社の仲間は友人や家族だと思っています。常に友だちみたいな感覚で付き合っていきたいと思っています。ですからスタッフには、「公私混同しましょう」と話しています。例えばおいしいものを提供している人が、僕はおいしいものに興味がないからと言っていたら興ざめしますよね。お客様に対してはすごく熱く説明するのに、家に帰ったらジャージにカップラーメンを食べている日常が毎日だとしたら、嘘になってしまいますよね。結局、嘘はわかってしまうんです。

普段からおいしいものを探そう、身の回りのものを大事にしようと意識して選ぶ。先ほどの公私混同とは、「仕事が遊びになり、遊びが仕事になる」といった意味ですね。

- フィジーウォーターのお客様の中にも、自分でカフェやセレクトショップをやってみたいという方はたくさんいると思います。そうした方に何かアドバイスはありますか?

好きなことをやった方がいいですよ。僕たちは好きなことしかやっていないです。勉強も大事ですが、好きだというモチベーションから入って、それを自分が好きだから掘り下げて、掘り下げたことによって身につけた経験や知識をシェアしていくことなんだと思うんです。後は、さっき話したブランドの人格を作り上げていくということですかね。

- 休みの日はどんな風に過ごされていますか?

休みの日は、子供ができてからは海や山などレジャーにいく機会が増えました。大人になったら面倒でやらなくてもいいかなと思うことも、一回は子どもに教えてあげたいからやる。そしてどうせやるなら本気でやろうという風になっていくので、ありがたい機会ですよね。また合間をみては、長めのランやサイクリングも体のためにやっています。

- 食生活で気をつけていることはありますか?

仕事柄、何でも食べます。基本的にはたくさん食べますが、バランスを大事にしています。例えばおいしいフルコースを食べた次の日の朝食は、サラダとヨーグルトだけにしたり、夜飲んだ後にラーメンを食べたら、次の日は朝ランをして食事も控えめにというように。

あとは、夜に炭水化物を摂りすぎないこと。そして、走った後にタンパク質を摂るということくらいは考えます。糖分も大事ですね。社内ミーティングでは、みんなで食べられるお菓子を用意することもあります。いずれにしても体と対話しながらバランスをとるということが大切ですね。

スペシャルインタビュー 株式会社ウェルカム 横川正紀さん- 「DEAN & DELUCA」ではフィジーウォーターをお取り扱いいただいており、ありがとうございます。フィジーウォーターをお飲みになった感想はいかがですか?

柔らかくて、すごくバランスが良いお水だなって思います。ランのときやスポーツした後もそうですし、お酒を飲んだ後など、お水はよく飲みます。フィジーウォーターは飲み続けられるのが魅力ですよね。飲み疲れしません。330mlは朝仕事へ行くときに持っていき、短いランのときは500ml、長いランのときは1Lを飲んでいますよ。

- 最後に、グループとして、そして個人としてチャレンジしていきたいことをぜひ教えてください。

グループとしては、日本の素晴らしいものを海外へ伝えていくという仕事をしていきたいと思っています。海外から来てくださるお客様に伝えていくのはもちろん、自分たちが海外にお店を出店できたら良いなとも思っています。個人的には、海外に行くことは多いんですが、もっと国内を旅したいなと思います。日本には魅力がある場所がまだまだたくさんあるので、旅を通して新たな発見をしていきたいですね。

横川正紀さんプロフィール
株式会社ウェルカム代表取締役。1972年東京都生まれ。京都精華大学美術学部建築学科卒業。インテリアショップ「Pier 1 imports」を経て、2000年「ジョージズファニチュア」を設立し、インテリアショップ「George’s」を展開。2001年に「CIBONE」をオープンした後、2003年ニューヨーク発「DEAN & DELUCA」の日本での展開を手がける。2010年9月には株式会社ジョージズファニチュアから株式会社ウェルカムに社名を変更する。2016年12月、株式会社ウェルカムと株式会社ディーンアンドデルーカジャパンを株式会社ウェルカムとして合併。食とデザインの感性を軸にくらしの提案の場を広げている。

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